住信SBIネット銀行がドコモ色を出した社名に変更!なにが変わる?

住信SBIネット銀行はネット銀行の口座数TOP5に入るインターネット専業銀行です。
目的別口座やSBIハイブリッド預金などの独自サービスを展開し、順調に口座数を伸ばしています。
2025年10月、住信SBIネット銀行はNTTドコモの連結子会社となりました。
そして、2026年8月3日付で社名が『ドコモSMTBネット銀行』に変更されます。
実際に住信SBIネット銀行を利用している立場から、同行がNTTドコモの傘下に入る経緯や社名変更に伴い、これまで通りのことと変更されること、新しいサービス内容などをまとめました。
住信SBIネット銀行の概要
住信SBIネット銀行とは?
住信SBIネット銀行は、住友信託銀行(現在の三井住友信託銀行)とSBIホールディングスの合弁で、2007年9月に開業したインターネット専業銀行です。
スマホアプリを使ったオンライン口座開設(最短数分~翌営業日)や、SBI証券との連携によるSBIハイブリッド預金、スマート認証NEOなどの先進的なデジタルサービスを提供しています。
2024年12月時点で800万口座を達成。
口座数については、楽天銀行、イオン銀行、PayPay銀行、au自分銀行と共にネット銀行のトップ5に入ります。
住信SBIネット銀行がドコモの傘下に
2025年10月、住信SBIネット銀行はNTTドコモの連結子会社となりました。
そのタイミングでは、サービスブランド名の NEOBANK に『d』が追加され、d NEOBANK に変更されただけなので、影響はあまり感じられませんでした。
その後、2025年12月、2026年8月3日付で社名が『ドコモSMTBネット銀行』に変更されると発表されました。
SBIが削除され、ドコモ色を出した銀行名に変わります。
同時に、新たな価値創出に向けて、ドコモと三井住友信託銀行との協業施策が順次開始されます。
これまでの経緯をまとめると、
| 2025年5月29日 | (株)NTTドコモが住信SBIネット銀行に対して公開買付(TOB)を発表 |
| 2025年10月1日 | ・住信SBIネット銀行がNTTドコモの連結子会社となり、ドコモグループの一員に ・サービスブランドをNEOBANKから『d NEOBANK』に変更 |
| 2026年8月3日 | 住信SBIネット銀行の社名を『ドコモSMTBネット銀行』に変更 |
今後、住信SBIネット銀行のサービスはどうなるのでしょうか?
2026年1月現在の情報から、これまで通り利用できることと、変わることを整理していきます。
銀行口座の見直しとネット銀行の2つの形態の違いや特徴については、下記の記事に詳しくまとめています。
現在の口座がこれまで通り利用できること
- 金融機関コードや支店番号、口座番号
- キャッシュカード、ATM、デビット機能
- SBIハイブリッド預金など他社サービスとの連携機能
金融機関コードや支店番号、口座番号
2026年8月3日に住信SBIネット銀行からドコモSMTBネット銀行に銀行名が変わりますが、金融機関コードや支店番号、口座番号に変更はありません。
住信SBIネット銀行の口座は、基本、これまで通り利用できます。
ただし、他行からの振込は、8月3日以降はドコモSMTBネット銀行を指定する必要があります。
経過措置として、2026年10月30日まで旧銀行名での振込が可能。
また、給与や年金の受取口座として、旧銀行名での振込は2026年8月2日(商号変更の前日)まで受け取り可能。
旧銀行名で振込みがあった場合、2026年10月30日までは新銀行名に読み替えて入金されます。
キャッシュカード、ATM、デビット機能
現在のキャッシュカード、ATM、デビット機能、その他サービスはこれまで通り利用できます。
なので、キャッシュカードの再発行は不要です。
さまざまな目的の資金を1人の名義内で分けて管理できる預金専用の『目的別口座』もこれまで通り利用できます。
SBIハイブリッド預金など他社サービスとの連携機能
SBI証券と連携したSBIハイブリッド預金など他社サービスとの連携機能も変更はなく、これまで通り利用できます。
ただ、2026年8月3日から、新サービスとして、NTTドコモの連結子会社マネックス証券との連携機能が開始されるため、SBI証券とマネックス証券、両社の連携サービスが今後も並行して継続されるかは疑問です。
なので、SBIハイブリッド預金については、現状では変更はありませんが、SBI証券との資本関係が消滅した以上、今後どうなるか注視する必要がありそうです。
ドコモSMTBネット銀行に変更後の新サービス
上記の通り、住信SBIネット銀行の現在のサービスは継続されますが、銀行名の変更に伴って、ドコモと三井住友信託銀行との協業施策が順次開始される予定です。
- 銀行口座の利用でdポイントが貯まる
- ドコモのサービスと銀行口座のセット利用で特典を進呈
- ドコモのサービスの利用で住宅ローン金利を優遇
- マネックス証券サービスとの連携
- 三井住友信託銀行と住信SBIネット銀行の商品・サービスの一体化
- 住信SBIネット銀行経由でプライベートアセットへの投資機会を提供
銀行口座の利用でdポイントが貯まる
住信SBIネット銀行の口座での給与受取や口座振替などの対象銀行サービスの利用や、ドコモ回線とのセット利用で、dポイントが貯まるおトクな特典が提供される予定です。
dポイントは、期間用途限定ポイントとなる可能性あり。
詳細が決まり次第、住信SBIネット銀行またはNTTドコモのWebサイトで発表されます。
なお、dアカウントの連携は必須ではないようです。
ドコモのサービスと銀行口座のセット利用で特典を進呈
dカード®の引き落とし口座を住信SBIネット銀行に設定して 、街のショッピングでdカードを利用すると、dポイントの還元率がアップする特典が提供される予定です。
dカードについては、銀行口座の預金額に応じた特典も予定されています。
他には、ドコモのサービスと住信SBIネット銀行の銀行口座のセット利用で、さまざまな特典が提供される予定です。
ドコモのサービスの利用で住宅ローン金利を優遇
ドコモのサービス利用者を対象に、住信SBIネット銀行の住宅ローンの優遇金利を実施予定です。
マネックス証券サービスとの連携
NTTドコモグループ会社のマネックス証券と連携した3つのサービスがスタートする予定です。
- 同時口座開設機能
- 銀行口座と証券口座間の資金スイープ機能
- 各社サービスの利用で優遇特典
同時口座開設機能
住信SBIネット銀行とマネックス証券の証券総合取引口座を、一連の手続きで同時に申込み・開設できる同時口座開設機能が提供される予定です。
各種申込みがスムーズになります。
銀行口座と証券口座間の資金スイープ機能
住信SBIネット銀行の普通預金口座とマネックス証券の証券総合取引口座間での資金移動をスムーズにする、スイープ機能が提供される予定です。
住信SBIネット銀行の普通預金口座からマネックス証券の証券総合取引口座へ自動的に資金移動することができ、利用者は入出金の操作をしなくても、マネックス証券での取引が可能になります。
現行のSBIハイブリッド預金と同等の機能を持つようです。
参考まで、各社口座連携サービスは、
口座連携サービス
| ネット銀行 | 証券会社 | 連携サービス名 |
|---|---|---|
| 楽天銀行 | 楽天証券 | 楽天マネーブリッジ |
| 住信SBIネット銀行 | SBI証券 | SBIハイブリッド預金 |
| SBI新生銀行 | SBI証券 | SBIハイパー預金 |
各社サービスの利用で優遇特典
NTTドコモ、住信SBIネット銀行、マネックス証券のサービスをよりお得に利用できる特典が提供される予定です。
No.1ネット証券ではじめよう!株デビューするならSBI証券三井住友信託銀行と住信SBIネット銀行の商品・サービスの一体化
三井住友信託ファンドラップなどの資産運用・不動産・相続など、高い専門性を活かした三井住友信託銀行の多様な商品・サービスが、住信SBIネット銀行の利用者に順次提供される予定です。
住信SBIネット銀行経由でプライベートアセットへの投資機会を提供
三井住友信託銀行が開発する流動性が低いものの安定した運用リターンが期待できるプライベートアセットに投資する運用商品が、住信SBIネット銀行の利用者に提供される予定です。
ドコモSMTBネット銀行に変更後の動きを注視
住信SBIネット銀行からドコモSMTBネット銀行への社名変更に伴い、現在の口座がこれまで通り利用できる点と変更点を整理しました。
現時点では、現在の口座やサービスについては、これまで通り利用できるようです。
とはいえ、ドコモグループとしての新しいサービスが導入されることが発表されています。
住信SBIネット銀行がNTTドコモの連結子会社になってから、ゆるやかに、でも着実に変化しています。
なので、新しい社名になり、ドコモ色を出したサービスが開始されてから、さらに変更が生じる可能性があります。
特に、資本関係がなくなったSBI証券との連携サービスが継続されるかどうか気になるところです。
当面の間、住信SBIネット銀行がどのように変わるのか、注視する必要がありそうです。

