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京都で愛されるたま木亭、ココでしか味わえない焼き立てのパン!

記事内に商品プロモーションを含む場合があります
たま木亭 店外のデザインパネル

京都市の隣、宇治市に店舗を構えるベーカリー『たま木亭』。

地元客はもちろん、府外からも多くの人が足を運ぶ人気店です。

私自身も長年たま木亭のパンを愛食しています。

たま木亭には、いつも食パンをはじめ、菓子パン、調理パン、食事パンなど多種多様の焼き立てのパンが並びます。

たま木亭に実際に足を運んで得た情報を基に、基本情報をはじめ、店内の様子やパンの種類、比較的空(す)いている曜日や時間帯、予約できるパンの種類などを紹介します。

たま木亭は京都府宇治市のパン屋さん

パンが愛される京都の人気店

京都は全国でも最もパンを消費する街という調査結果があります。

パン年間支出金額

順位市名都道府県名年間支出金額
(円)
全国32,575
1京都市京都府39,257
2神戸市兵庫県38,686
3大津市滋賀県38,222
家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング (2021年~2023年平均)」 (総務省統計局)を基に筆者作成

TOP3が全て関西というのは意外な結果です!

消費量ではランキングが入れ替わり、京都市は3位とはいえ、とにかく京都でパンが愛されていることがわかります。

なので、京都市内には老舗から新店までパンの名店がひしめいています。

そんなレベルの高いベーカリーを差し置き、食べログで発表された京都府にあるパンのお店683件中のランキング(2024年9月1日更新)の堂々1位に輝くのは、京都市の隣、宇治市に店舗を構える『たま木亭』です

たま木亭は関西の100名店にも何度も選ばれた実力店。

パン好きなら一度は行ってみたいと思うすごいベーカリーなのです!

たま木亭の基本情報

たま木亭 店舗の外観
住 所京都府宇治市五ヶ庄平野57-14
TEL.0774-38-1801
営業時間7:00~18:45
定休日月曜日、火曜日、水曜日
アクセスJR奈良線黄檗駅 徒歩5分
京阪宇治線黄檗駅 徒歩6分
専用駐車場完備 32台
公式ウェブサイトhttp://www.tamaki-tei.com/

宇治市のベーカリー

たま木亭は2001年2月、宇治市の黄檗(おうばく)駅近くにオープン。

記憶を辿ると、間口の小さなマンションの地階にあり、お客さん数人で一杯になるような小さな店舗はいつも賑わっていたように思います。

知る人ぞ知る、とにかく生地が美味しい、個性的なパン屋さんという印象。

2015年7月に、そこから歩いて5分ほどの場所に移転して、リニューアルオープン。

現在は当初の店舗とは違い、広い敷地に駐車場を備えた路面店です

向かいに京都大学宇治キャンパスがあり、季候が良い時期には、焼きたてのパンを芝生の上で食べる人の姿も見られます。

月火水は定休日、土日祝日は長い行列

たま木亭は人気店なのに、なんと週休3日!

毎週月、火、水はお休みです

実質、木曜日から日曜日まで、週4日間の営業。

休みはほぼカレンダー通りですが、年末年始や夏期など、まれに臨時休業があるので、行く予定を立てる際は、念のため、事前に公式サイトをチェックしておきましょう。

店舗の周辺は食堂が数軒あるくらいで、特に何もない場所なのに、連日たま木亭のパンを目当てに訪れる人が後を絶ちません。

特に、土日祝日の午前中から午後3時頃までは府外からも大勢の人が来るので、歩道にまで列が続きます。

支払い方法は現金のみ!

遠方から買いに来る人が多いせいか、トレーいっぱいのパンを購入する人も少なくありません。

なので、お会計が数千円になったりもします。

ただ、支払い方法は現金のみ

キャッシュレスが進む中、普段現金を持ち歩かない人が増えているので、たま木亭に行く際は現金を忘れずに!

レジでマイバッグを預けて、パンを載せたトレーを店員さんに渡すと、精算されます。

セミセルフレジなので精算機に現金を投入して決済。

4,000円以上購入すると紙袋が無料でもらえます。

たま木亭との出会い

私が初めてたま木亭のパンに出会ったのは、現在の店舗に移転する前の小さな店だった頃。

イタリアから一時帰国した際に、パン好きの妹がハマっているパン屋さんだと聞いて、買いに行き、私も虜(とりこ)になりました。

オープンしてからどのくらい経った頃だったかははっきり覚えていませんが、かれこれ20年近く前だったように思います。

その頃から、愛食しているパンがいくつもあります

2015年にリニューアルオープンした当時はすごく店舗が広くなって、ゆっくり選べるかなと期待しましたが、実際にはいつもお客さんで賑わい、入店できない人が道路まで並ぶ光景も珍しくありません。

たま木亭にはどんなパンがある?

店頭には冷蔵の菓子パンと調理パンがズラリ

たま木亭の冷蔵ショーケース

たま木亭の近くに来ると、香ばしいパンの香りが漂い、食欲をそそります

店舗の外で並んでいる時も、パンの香りに包まれ、さらにテンションが上がります。

入口のドアを開けて、トレーとトングを取ると、目の前に冷蔵のパンが上段から下段までぎっしりと並んでいます。

上段にはクリームやフルーツを使った菓子パンがずらり

下段にはバゲットを使ったカスクルートやフォカッチャなどのサンドイッチ系が並びます

その先へ進むと、食パンを使ったサンドイッチやクリームを挟んだ菓子パンなど冷蔵のパンが続きます

カーブを描いたディスプレイに並ぶパン

カーブを描いた陳列棚にぎっしり並ぶパン

カーブを描いた陳列棚は2段。

陳列棚の奥にはガラス越しに厨房が見えます。

沢山のパンが賑やかに並んでいるのを見るだけで、心が満たされます。

上段には、左端から、人気のカレーパン、パンシュー、ベーコンハースなどの調理パンが並びます

下段は菓子パンのオンパレード

クリームパンなどシンプルな菓子パンから、たま木亭らしいナッツや栗などをふんだんに使った個性的なパンまで、目移りするほど沢山の種類のパンに迎えられます。

基本一方通行で進んでいくスタイル。

美味しそうなパンを前にどれにしようか選んでいる時が幸せな瞬間です

ただ、お客さんが多いと、後戻りしにくい時があるので、欲しいパンを逃さないように要注意。

レジ横に食事パンや人気のクロワッサン&クニャーネ

カーブの陳列棚の端までくると、レジに並ぶ列が続きますが、まだまだパンの誘惑は続きます。

左側のショーケースにはバゲットや十勝コンプレなどの食事パン、食パン、クロワッサン、こげぱん、人気のクニャーネなどが並びます

こちらのパンは全てセルフサービスではなく、レジで店員さんに頼んで購入します。

食パンは角食、1斤の5枚切とスライスしていないブロックまたは1本(2斤分)があります

一番レジに近いショーケースには人気のクニャーネが。

現在は1人2個までの制限があるにもかかわらず、平日でも昼頃には完売してしまうことも珍しくなく、見つけるととてもラッキー!

このクニャーネやクロワッサンは予約ができないので、どうしても食べたいと思うなら、午前中できるだけ早い時間に行くのがおすすめです。

たま木亭の豆知識

すいている曜日や時間帯は?

比較的空いているのは平日

ただ、たま木亭は月曜日から水曜日まで定休日なので、平日は木曜日と金曜日のみ。

平日でもお昼前後は並ぶこともありますが、店舗の外壁沿いに収まる程度で、道路にまで並ぶほどではありません。

土日祝日は朝から長蛇の列ができます。

季節や天気にもよりますが、午後3時頃までは並ぶ覚悟で行きましょう。

お昼でもパンは随時焼き上がります

焼きたてのほかほかのパンに出会えると嬉しくなります。

夕方は空いていますが、パンの種類が少なくなり、人気のパンなどは早い時間に完売してしまうので、お目当てのパンが買えないリスクがあります。

営業時間は18:45までですが、パンが完売次第閉まるので、ご注意を!

結局は、並んででも沢山の種類のパンの中から選ぶか、夕方の時間帯に並ばずに入店して出ているパンを買うか、どちらかだと思います。

人気店ならではの悩める選択なのかもしれません。

予約できるパンの種類は?

人気のパンは午前中に売り切れることもあります。

前述の通り、クロワッサンやクニャーネは予約できませんが、予約可能なパンもありますす。

レジ横のショーケースの食事パンや食パンは予約できるので、お目当てのパンがあれば、前日までに予約すると確実にゲットできます

食パンは予約時に頼むと、自分好みの枚数にスライスしてもらえます。

私は耳好きなので、耳を入れてスライスしてもらっています。

予約したパンを受け取るだけなら、行列ができていても、警備員さんに断れば並ばず入店できます。

たま木亭のパンについて深掘りするなら

たま木亭オーナーの玉木潤氏著作の『忘れられないパン 「たま木亭」』は現在の店舗に移転して約半年後に出版されました。

A4サイズの本にはたま木亭で実際に販売されているパンの数々がカラーで掲載され、基本の生地とその進化系というくくりで、コメントやレシピが紹介されています。

パン作りが好きな人にはもちろん、たま木亭のパンが好きな人なら読み進めるうちに、玉木氏のパンへの愛情とこだわりが伝わり、ますますたま木亭のパンが好きになるでしょう

これまで食べたことがないパンでも、この本を読んで食べてみたいと思わせてくれたりします。

まさにたま木亭のパンの美味しさの秘密がわかる一冊です。

たま木亭でも販売されています。

わざわざ足を運ぶ価値のある唯一無二のパン

たま木亭は、公式サイトにも記載があるとおり、新店舗展開も、百貨店や商業施設への出店も、インターネット通販も一切していません

こんなに売れているのに、なぜ新店をださないのだろうと長く不思議に思っていましたが、それはオーナーの玉木氏のパンの魅力を最高の状態で伝えたいという揺るぎない信念からの選択なのでしょう。

玉木氏の目の行き届く範囲で、パンをベストな状態で送り出すというスタンスから、いつも変わらない美味しいパンを食べることができるのです。

その強い思いがたま木亭に並ぶひとつひとつのパンに宿り、決して便利とは言えない宇治市にポツンと建つベーカリーに、遠路はるばる足を運ぶ顧客に伝わっているのだと思います。

たま木亭のパンはこの店に来た人だけが味わえる唯一無二のパンなのです

追記:たま木亭のパンの大ファンのひとりとして、今後も数回に分けて、人気のパンやさまざまなパンの特徴と魅力、個人的にお気に入りのパンなどを取り上げていく予定です。