OCN モバイル ONE からの乗り換え、日本通信SIM の使い心地は?

NTTドコモが提供する格安SIM(MVNO)サービスのブランド OCN モバイル ONE は2023年6月26日に新規受付を終了してから、サービスは縮小の一途をたどっています。
長年 OCN モバイル ONEを利用していましたが、2026年3月31日に OCN モバイル ONE の利用によるdポイントの進呈と料金充当の終了を機に、真剣に乗り換えを検討。
その結果、コスト重視で、同じ格安SIMの日本通信SIMに乗り換えました。
実際に日本通信SIMを利用して、回線の品質は OCN モバイル ONE と同等とはいえ、コストが下がる分、サービスの内容は低下していると感じます。
OCN モバイル ONE から日本通信SIMに乗り換えた体験を基に、乗り換え先に選んだ理由や乗り換え手続き、最初に設定しておきたいこと、日本通信SIMを実際に利用して気づいたメリットとデメリットなどをまとめました。
OCN モバイル ONE のサービス縮小と乗り換え
OCN モバイル ONE のサービスの縮小
OCN モバイル ONE (オー・シー・エヌ モバイル ワン)は、NTTドコモが提供する格安SIM(MVNO)サービスのブランドです。
月額550円(税込)からの低価格とドコモの安定した高品質回線が特徴。
ドコモのエコノミーMVNOとして、ドコモショップでのサポートやdポイント連携に対応しているため、支持を集めましたが、2023年6月26日に新規受付を終了しました。
直近では、NTTドコモの3Gサービス(FOMA)が2026年3月31日に終了したことに伴い、OCN モバイル ONE についても、3Gエリアでの利用ができなくなりました。
さらに、2026年3月31日には、OCN モバイル ONE の利用によるdポイントの進呈と料金充当が終了。
OCN モバイル ONE は受付終了から3年程経過していますが、2026年5月時点で、サービス終了の予定はありません。
OCN モバイル ONE の既存ユーザーは今後も継続して利用が可能とはいえ、ユーザー数は減少するしかないため、確実にサービスは縮小しています。
ユーザーとしては、OCN モバイル ONE は今後どうなるのか不透明感が強くなります。
私自身はこれまで何度か乗り換えを検討するも、コレという乗り換え先がなかったので、継続利用していましたが、2026年4月以降はdポイントが貯まらず、料金充当もできなくなることを知り、さすがにもう先は長くないのでは?と感じました。
OCN モバイル ONE からの乗り換え先、コスト or 品質?
OCN モバイル ONE からの乗り換え先として、同じドコモの5プランをはじめ、さまざまな格安SIMをリサーチ。
コスト重視
日本通信SIMは格安SIMの中でも、ダントツ月額料金が安いです。
日本通信SIMは、通話付3プラン、通話データ通信専用1プラン。
- 合理的シンプル290プラン
- 合理的みんなのプラン
- 合理的シンプル50GBプラン
1GBの合理的シンプル290プランの月額基本料金は290円。
1GBあたり220円でデータ容量を追加できます。
全体的にOCN モバイル ONE よりも料金が下がり、追加データ料金も半分以下。
コストを重視するユーザーには理想的な乗り換え先です。
品質重視
品質重視なら、ドコモのオンライン専用の料金プラン ahamo が候補に挙がります。
ahamo は30GBのデータ通信と5分以内の国内通話無料がセットになったプラン。
CMでも謳っていますが、複雑な割引き条件がないので、シンプル。
月額料金は2,970円、料金は高くなりますが、高速かつ安定したドコモ回線を利用できます。
国内通話料はどちらも30秒22円ですが、ahamoは5分無料通話付。
事務手数料や契約縛りもなく、海外91の国・地域でも追加料金なしで利用可能。
この際、容量を増やして、高速回線にグレードアップしたいユーザーには、乗り換え先として魅力的です。
他社からの乗り換えで、dポイントが合計20,000ポイントもらえるお乗り換えキャンペーン実施中!
OCN モバイル ONEからMNPを利用して ahamo を契約する場合もキャンペーン対象です!
OCN モバイル ONE からの乗り換え先候補として、ドコモの5プランとコスト重視の日本通信SIMとの比較については、下記の記事に詳しくまとめています。
OCN モバイル ONE から日本通信SIMを選んだ理由
- 格安SIMにそれなりに満足
- OCN モバイル ONE より料金が安い
格安SIMにそれなりに満足
長年格安SIMを使っていて、一番のデメリットは、アクセスが集中する平日の昼休みの時間帯や夕方の通信速度が遅くなること。
初めのうちは、イライラしたり、不満だったりしましたが、不急不要の場合は混雑する時間帯を外すなど、適応できるようになりました。
それに耐えられず、常に安定した速度を求めるなら、アハモにアップグレードするという選択肢もあります。
データ容量を超えると、超低速になるのもデメリットですが、普段自分が利用する容量を把握できれば、特に問題ありません。
キャリアメールが使えないのは全く問題なし。
私の場合、今のところ、主にWi-Fi環境で利用しているため、格安SIMのデメリットにそれほどストレスを感じていません。
なので、生活環境が変わらないうちは、格安SIMでコストを下げたいと判断しての選択です。
OCN モバイル ONE よりも料金が安い
格安SIMの中でも日本通信SIMの料金は圧倒的に安いです。
日本通信SIMは3プラン。
- 合理的シンプル290プラン
- 合理的みんなのプラン
- 合理的シンプル50GBプラン
1GBの合理的シンプル290プランは月額290円。
1GBあたり220円でデータ容量を追加できます。
国内通話料はOCN モバイル ONEと同じ、30秒11円。
OCN モバイル ONE の月額料金と比較すると、
日本通信SIMとOCN モバイル ONE 料金比較
| データ容量 | 日本通信SIM | OCN モバイル ONE |
|---|---|---|
| 500MB | 500円 | |
| 1GB | 290円 | 770円 |
| 3GB | 990円 | |
| 6GB | 1,320円 | |
| 10GB | 1,760円 | |
| 20GB | 1,390円 | |
| 50GB | 2,178円 | |
| 追加容量1GB | 220円 | 550円(OCN アプリ経由) |
日本通信SIMのシンプル290プランに追加データを加算すると、
- 2GB: 510円
- 3GB: 730円
- 4GB: 950円
- 5GB: 1,170円
- 6GB: 1,390円
5GBまではOCN モバイル ONE よりも料金が下がります。
なので、OCN モバイル ONEの低量プラン(500MB、1GB、3GB)のユーザーは、日本通信SIMに乗り換えると大幅にコストダウンできます。
6GBは、合理的みんなのプランの月額基本料金と同額になるので、20GBの同プランを選ぶのが得策です。
なので、OCN モバイル ONE の6GBコースのみ、日本通信SIMに乗り換えると若干高くなりますが、5GBにダウングレードしたり、20GBにアップグレードしたり、対応策はあります。
とはいえ、ほぼ全ての容量で日本通信SIMに乗り換えると料金が下がるので、コストを重視するユーザーには理想的な乗り換え先です。
私自身は以前から日本通信SIMをチェックしていて、プランがコロコロ変わることもなく、シンプルでわかりやすいのも魅力です。
OCN モバイル ONE から日本通信SIM へ乗り換えの手続き
- 乗り換え日を決める
- MNP転出予約番号を申し込む
- 日本通信SIMに申し込む
- SIMカードを切り替える
- OCN モバイル ONE のSIMカードを返却する
SIMカードの場合の乗り換えの手続きをまとめます。
STEP 1 乗り換え日を決める
まずは、いつ切り替えるかを検討します。
OCN モバイル ONE の料金締め日は毎月末日。
月額基本料金やオプション料金は1ヶ月分(1日〜末日)として計算され、請求は通常、翌月または翌々月に行われます。
解約時は末日までの利用分が請求され、日割り計算は行われません。
また、日本通信SIMは切り替えが完了した日がひと月の始まりになり、その前日が締め日になります。
日割り計算は行われません。
なので、月末に切り替えるのがベストです。
STEP 2 MNP転出予約番号を申し込む
切り替え日が決まったら、その10日~2週間前に、 OCN モバイル ONE の『OCNマイページ』からMNP転出予約番号を申し込みます。
MNP予約番号が未発行の場合、予約番号不要のMNPワンストップ方式で手続きができます。
MNP予約番号の発行には3営業日程度かかると記載されていますが、実際には申込直後にSMSに届きました。
なお、MNP有効期限は2週間です。
また、OCNを解約すると、無料で利用していたOCNメールアドレスは使えなくなります。
解約前に、dアカウントの連携やメールマガジンなど各種サービスの登録や連携を解除します。
私の場合、OCNメールアドレスは利用してなかったのですが、解約前にdアカウントの連携を解除するのを忘れてしまいました。
解約後でも解除できますが、OCNIDが使えなくなっているので、一手間かかります。
なので、解約前に全て解除してしまった方がスムーズに手続きできて、すっきりします。
STEP 3 日本通信SIMに申し込む
日本通信アプリで申し込み手続きをします。
日本通信SIMの請求サイクルの開始日(決済日)は月初や月末ではなく、同社に切り替えが完了した日がひと月の始まりになります。
日割り計算での請求はありません。
MNP転出予約番号を申し込んだら、すぐに日本通信SIMの申し込みを済ませると手続きがスムーズです。
通常は申込完了から3営業日前後でSIMが出荷されると記載されていますが、実際には連休中に申込したにも関わらず、翌日には発送、翌々日には到着したので、対応はとてもスピーディー。
事前にオンラインショップや量販店でスターターパックを購入して、パッケージに含まれる申込コードを利用して日本通信アプリから申込をすると、初期手数料が発生しないため、少しお得です。
STEP 4 SIMカードを切り替える
日本通信SIMのSIMカードが届いたら、切り替え日まで保管。
回線を切り替えたい日に合わせて、SIMカードを入れ替えます。
日本通信の場合、MNP回線切り替えボタンを押してから、切り替えが完了するまでの所要時間は、
| 10時-20時 | 1時間以内 |
|---|---|
| 20時-24時 | 翌日11時頃まで |
| 0時-10時 | 当日11時頃まで |
切り替えが完了した時点で、日本通信SIMへ契約が切り替わると同時に、OCN モバイル ONE は自動的に解約となります。
つまり、この時点でOCN モバイル ONE のサービスは利用できなくなります。
アプリも利用できません。
最後に、日本通信SIMのSIMカードでインターネットに接続するために、スマホのネットワーク設定が必要です。
ネットワークの設定ができたら、利用スタート!
STEP 5 OCN モバイル ONE のSIMカードを返却する
OCN モバイル ONE のSIMカードは返却が必要です。
SIMカードを台紙に貼り付けて、封筒に入れて送付します。
返却しなくてもペナルティはないようですが、きちんと返却して、すっきり乗り換えの手続きを完了させましょう。
日本通信SIMを利用するために設定しておきたいこと
- 5Gに切り替える
- 上限設定する
5Gに切り替える
OCN モバイル ONE から日本通信SIMに回線を切り替えて数日、速度が遅いと感じて、チェックしたところ、4G通信になっていました。
日本通信SIMの初期設定は4Gになっているためです。
なので、日本通信のマイページから5Gに接続できるようサービス変更を申請する必要があります。
追加料金はなく、無料です。
マイページにログインして、5Gオプションの申込/変更ボタンをクリックして、申し込みするだけです。
すぐできますが、適用されるまで少し時間がかかります。
と言っても、営業時間帯なら、数分で変更されます。
上限設定する
日本通信SIMは従量制プランなので、使った容量分だけ支払う仕組みです。
つまり、1GBまでは290円ですが、それ以上使用すると、1GBあたり220円が加算されます。
それだと、使いすぎて高くなるかもと心配になるかもしれません。
その場合は、上限設定すると安心です。
日本通信のマイページから毎月の利用データ通信量の上限値(1GB〜)を予め設定すると、使い過ぎの心配はありません。
設定した上限に達すると自動的に低速通信へ切り替わります。
また、上限を設定していても、請求されるのは月額基本料内の実際に使ったデータ量の料金です。
例えば、上限を3GBに設定して、当月の使用量が2GBでおさまった場合は、実際に使った2GB分の料金(基本料290円+追加1GB分220円=510円)のみが請求されます。
日本通信SIMを実際に利用して気づいた3つのメリット
- 料金が安い
- 上限設定すると使い過ぎを防げる
- OCN モバイル ONE と回線の使用感は同等
料金が安い
日本通信SIMはとにかく月額基本料金が安いのが魅力。
OCN モバイル ONE よりもさらに節約できます。
上限設定すると使い過ぎを防げる
日本通信SIMは使った容量分だけ支払う従量制プランです。
なので、使い過ぎが心配なら、上限設定すると安心です。
設定した上限に達すると自動的に低速通信へ切り替わります。
また、上限を設定していても、実際のデータ使用量分の料金のみが請求されます。
名前の通り、合理的なプランです。
OCN モバイル ONE と回線の使用感は同等
いくら安くても、使い勝手が悪いと意味がありません。
もちろん大手キャリアに比べると、クォリティは劣りますが、格安SIMとしては、 OCN モバイル ONE と比べても大差はないように感じます。
アクセスが集中する平日の昼休みの時間帯や夕方の通信速度が遅くなることやデータ容量を超えると超低速になることなど、格安SIMならではのデメリットを受け容れられるなら、日本通信SIMに乗り換えても特に問題ありません。
日本通信SIMを実際に利用して気づいた3つのデメリット
- 事務手数料がかかる
- アプリがしょぼい
- データ量繰り越しやMUSICカウントフリーなどのサービスがない
事務手数料がかかる
日本通信SIMの初期事務手数料は、SIMカード、eSIMともに1回線あたり3,300円(税込)。
それでも、月額料金が下がる分、一定期間継続利用すれば、元は取れます。
例えば、OCN モバイル ONE で500MBコースの場合、日本通信SIMの1GBの合理的シンプル290プランを13ヶ月以上継続利用すれば、回収できます。
その先のコストは下がるので、しっかり節約できます。
また、事前にスターターパックを購入して申込をすると、少しお得に乗り換えられます。
アプリがしょぼい
日本通信アプリがしょぼいのがとても残念です。
日本通信アプリでは、データの利用量は数値で表示されているだけ。
OCN アプリでは、データの利用/残容量がカラー円グラフで表示され、一目で確認できて、わかりやすかったので、かなり落差があります。
ユーザーとしては、日本通信アプリがもう少し見やすくなったらと期待します。
データ量繰り越しやMUSICカウントフリーサービスがない
月額基本料内のデータ量まで達しなかった際の、余りのデータ量は翌月に繰り越せません。
上限設定を変更しても、データ量は使った分だけ支払う従量プランなので、使わなかった分のデータ量は請求されません。
一方、OCN モバイル ONEには、前日または前月の基本通信容量が自動的に繰り越せる繰り越しサービスあり、便利でした、
残念ではあるけれど、日本通信SIMは月額料金が安いので文句は言えません。
また、OCN モバイル ONEでは、人気ミュージックサービスの通信容量を消費せずに使用できるMUSICカウントフリー®があり、申し込みが必要ですが、無料で利用できます。
重宝しているユーザーが多いのではないでしょうか?
なので、OCN モバイル ONE でデータ量の繰り越しを利用したり、音楽ストリーミングをヘビーに聴いたりしていたら、日本通信SIMに乗り換えるとデータ使用量が増える可能性があるので、要注意です。
OCN モバイル ONE から日本通信SIMに乗り換えて概ね満足!
長年利用していた OCN モバイル ONE から日本通信SIMに乗り換えて、概ね満足しています。
今回はコストを最優先して日本通信SIMを選択、3月末に乗り換え手続きを完了。
手続き自体は、予約番号不要のMNPワンストップ方式を利用すると、驚く程スムーズに、スピーディにできました。
今のところ、日本通信SIMを快適に利用しています。
回線の速さや安定性などの品質は、OCN モバイル ONE と同等だと感じます。
乗り換えたことを意識することもない程です。
月額料金は圧倒的に安いので、コスト面では満足度が高いです。
ただ、事務手数料またはスターターパックの費用が発生するので、本当に通信費の安さを実感できるのは、1年以上経過してから。
サービス内容にスポットを当てると、アプリの見やすさやデータ量繰り越しやMUSICカウントフリーなど、OCN モバイル ONE の方が充実していたと感じます。
総合的に見て、日本通信SIMはコスパ優秀。
日本通信SIMは通信費を安く抑えて、合理的に利用するなら、満足度の高いサービスなので、うまく活用しましょう。



