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外貨の片づけ、古い紙幣と硬貨を有効に手放してハッピーになる!

飛行機に乗って海外へ

海外出張や旅行、留学など海外で使い切れずに余った外国のお金を保管したままになっていませんか?

外貨は現地で使い切るのがベストですが、なかなかそううまく行かず、一度持ち帰ると、次に行くときのために!とか、記念に取っておきたいととりあへず保管して、そのまま放置してしまいがち。

私自身も長年外貨を保管して、けっこうな量になっていました。

外貨と言ってもお金はお金、家の中で眠らせているよりも、潔く手放して何かの役に立てたり、ハッピーな気持ちになるほうが良いと思い、今はもう使えない旧通貨を含めて、さまざまな方法で外貨を手放しました。

長年保管していた外貨を手放した経験から、満足度が高いと感じた方法を紹介すると共に、外貨の種類により使い道が違うので、現行の紙幣(お札)と硬貨(コイン)、古い紙幣と硬貨の4つのカテゴリーに分類して、手放し方をわかりやすくまとめました。

余った外国のお金を長年保管した結果

基本はまた行くことはないと思った方が良い

これまでヨーロッパを中心に十数ヶ国を巡りました。

現地で余ったお金は持ち帰って、また行くときに使おう、記念に持っておこうと思い、保管していました。

でも、次に行く時のために取って置いても、実際に再訪した国は数ヶ国だけ。

時が流れて、廃止されたり、新しいデザインに切り替わって使えなくなった外貨も少なくありません。

長年引き出しの中に眠っていたさまざまな国の紙幣や硬貨を見つけて、懐かしくなりましたが、コレクションしているわけではないので、思い切って手放すことにしました。

使えなくなった外貨をどうしたら有効に手放せるのか、情報収集。

時間と手間はかかりましたが、数回に分けて整理して、最終的に全て気持ちよく手放して満足しています。

ただ、時間と手間をかけないに越したことはないので、次からは外貨が余ったら、再訪する予定がある場合や絶対にまた行きたい!と強い意志がある国以外は、基本「また行くことはない」と思って、帰国後すぐに手放すのがベストだと思います。

ユーロ導入前のヨーロッパ諸国の通貨について

ユーロ導入前のヨーロッパ諸国の通貨について、少し触れておきます。

ヨーロッパでは、もともとリラやフランやマルクなど、各国の通貨が使用されていましたが、EUの通貨が統合され、1999年1月1日にユーロが導入されました

ユーロ導入後は旧通貨からユーロへの移行期間(2002年2月または6月まで)が定められ(例えば、イタリアのリラは1ユーロ=1,936.27リラ)、移行期間終了後は旧通貨の法的効力はありません。

旧通貨の取り扱いは国によって異なり、現地の銀行で無期限で旧通貨からユーロへの交換が可能な国もあれば、交換期限が定められた国もあります

イタリアに長く住んでいたので、そのうちに両替しようと思っていたら、うっかりして交換期限が過ぎてしまい、現地で交換できなかった旧通貨が数ヶ国分ありました。

ずっとコレクションするつもりがないなら、後回しにしないで気づいたときにすぐに交換しておくべきだったと猛省しました。

古い外国の紙幣や硬貨を有効に手放すための3ステップ

[ステップ1] 全ての外貨を国、通貨別に整理する

外貨を片づけるために、最初に取りかかることは保管している外国のお金を全て取り出して、集めることです。

次に、国別、そして通貨別に分けて、並べます

通貨別にするのは、例えば、イタリア旅行で余った外貨はユーロ導入前ならリラ、導入後はユーロというふうに、時期が違えば通貨が違うケースがからです。

整理して、自分が持っている外貨を正確に把握することが大切です。

私の場合、イタリア移住前に訪れた国(アメリカやカナダ、オーストラリア)とヨーロッパ諸国(ユーロ導入前の各国通貨含む)の外貨を持っていて、お札は封筒に、コインは国別にポチ袋に入れて保管していました。

[ステップ2] 国別に通貨の情報収集をする

持っている通貨が把握できたら、国別に現在流通している紙幣や硬貨、旧紙幣や旧硬貨の取扱いについて情報収集します。

種類が多いほど、ひとつずつ調べるのは面倒ですが、この作業をすることで手放す時に満足度が上がります。

調べるうちに、日本のように10年以上前の古いお札やコインでも使える国があれば、イギリスやスイスなど一定の期間がすぎれば使用できなくなる外貨があることがわかりました。

結局、十数ヶ国の通貨のうち、現在も使える紙幣と硬貨、旧紙幣と旧硬貨が混じっているので、一気にまとめて手放せる方法はなく、個別に対応しました。

[ステップ3] ハッピーになる方法を選んで手放す

私自身がハッピーになれた手放し方は、

  • 日本円に両替する
  • 身近な人にあげる
  • 寄付する
  • フリマアプリに出品する

価値観は人それぞれ、自分がハッピーになれる手放し方を探してみてください。

日本円に両替する

現在も使える紙幣は銀行や両替所等で日本円に両替するのが、早くて確実、一番合理的です。

ただし、硬貨は国内では両替できないので、対象は紙幣のみ

なので、硬貨はできるだけ現地で使って極力持ち帰る量を減らしておきましょう。

また、旧札は両替できない場合があるので、取り扱い可能な券種を事前に調べておくと無難です。

近年、銀行や郵便局は外貨両替を終了したので、外貨両替専門店やウェブの外貨両替サービスの中から、両替したい通貨の買取レートなどを事前にチェックして、自分にとって便利なサービスを選びましょう。

私はカナダドルの『現地では使用可能な旧札』が両替できるか窓口で確認したかったので、2つの外貨両替専門店に足を運びました。

最初のローカルチェーン店は全般に買取レートは良かったですが、残念ながらカナダドルは買取不可。

国内では買取できないのか尋ねてみると、「当店は機械で読み取れる紙幣しか買い取れませんが、銀行等では取扱があるかもしれません。」と言われました。

望みを繋いで、三菱UFJフィナンシャル・グループの外貨両替専門店ワールドカレンシーへ。

長年の実績があり、取扱通貨が多く、全国に店舗があるので、安心して利用できます。

米ドルを除くと買取レートは少し悪いですが、カナダドルは全て買い取ってもらえたので、満足です!

昨年から円安傾向にあり、両替するには良い時期です。

家に眠っていた外貨が思ったより高く両替できるかもしれません。

たとえ少額でも、外貨を円に換えて今使えるお金が増えたらハッピーな気持ちになれます

渡航予定のある身近な人にあげる

現在も現地で使える紙幣や硬貨は、再訪する予定があれば自分で持っていても良いですが、未定なら、友達や同僚、親戚など自分の周りの人に使ってもらおう!と思いました

特にコインは帰国すると両替できないので、手元に残ってしまいます。

逆に出国前に両替をすると、紙幣しか入手できないので、硬貨があると現地に着いた時に重宝します

以前、友人から出張でアメリカに行くと聞いて、出発前に会った時に旅行で余ったドルやセントなどコインを手渡すと、ちょっとした話のネタにもなって、快く受け取ってくれました。

お金でも、コインなら気軽に渡せて、渡航先ですぐに使ってもらえます。

身近な人に喜んでもらえれば、自分の心も満たされ、すっきりするので、気に入っている手放し方のひとつです。

寄付する

現地で使用できなくなった外貨はたとえお金として価値はなくても、捨てるのは抵抗があります。

何か活用できる方法がないかと調べてみると、ユニセフ外国コイン募金のサイトを見つけ、帰国便で寄付が募られていたことを思い出しました。

ただ、ユニセフで受け付けているのは現在流通している通貨のみ。

現在流通していない硬貨を回収している団体がないかさらに調べると、開発途上国支援団体で回収された硬貨が保健医療支援にあてられることがわかり、まとめて郵送で寄付。

外国貨幣を回収している団体

外貨以外にも、はがき、切手等を寄付することで、各団体の支援活動に協力できます。

お金として使えなくても、支援が必要な人々に役立ててもらえると思うと、気持ちよく手放せます

フリマアプリに出品する

現在流通していないコインは数年前に概ね寄付しましたが、気に入ったデザインのコインは手元に残していました。

その後フリマアプリを利用するようになり、外貨も出品できることを知り、記念に取って置いた旧紙幣は皺や汚れがなく、状態が良かったので、残していた硬貨も合わせて、欲しい人がいるなら試してみようと思いました。

最大手のメルカリに出品するにあたって、注意点などをまとめておきます。

まずは、メルカリで禁止されている出品物に該当しないか確認します。

禁止されている出品物 (2024年1月現在)

 現在使用可能な海外紙幣

旧紙幣でも現在現地で使用できるなら出品できません。

禁止されているアイテムを出品すると、利用制限がかかるので注意が必要です。

ステップ2で、事前に調べておくとこの可否をスムーズに判断できます。

旧札が使用可能かどうかは国によって対応が異なるので、出品したい通貨についてひとつひとつ確認する必要があります

日本のように旧札が使用できる国もあれば、随時使用できなくなる国もあります。

禁止されている出品物が出品されていることもある(事務局のチェックがまだ入っていない)ので、「同じ紙幣が出品されているから大丈夫」と判断せずに、必ず自分で確認しましょう。

出品できるかどうか判断に迷った場合は、事務局に事前に確認してもらうこともできます。

逆に、メルカリで出品できる外貨は、

  • 海外硬貨
  • 現在使用できない海外紙幣

硬貨は現在流通していても出品可能!

通貨単位別でも、さまざまな通貨をまとめて出品することもできます。

交換期限が過ぎて、もうどうしようもないと諦めていたユーロ導入前のリラやフラン、ペセタなど旧紙幣や旧硬貨を試しに出品してみると、全て譲れました。

他にもイギリスやスイスの現在使用できない旧紙幣などを出品して、サクサクと売れました。

なかには高値でスピーディーに売れたものもあり、旧通貨はコレクターの方などから一定の需要があることがわかりました。

フリマ出品は時間と手間がかかりますが、欲しい人の手に渡り、売上がたつので、満足度の高い放し方です。

外貨の手放し方まとめ [現在使用可/不可別]

古い外貨は現在流通しているか調べることがポイント

各国の通貨について調べると、国によって取り扱いが異なり、古くても現在も使えるお金があるとわかったことが収穫です。

少しややこしいので、最後に、現在使える通貨と使えない通貨に分けて、手放し方を整理しておきます。

フリマアプリはメルカリの規定を元にまとめているため、ヤフオクなど別のサービスを利用される場合は別途ご確認くさい。

現在流通している外貨の手放し方

現行の外貨でも紙幣は両替できて、硬貨は両替できないなど違いがあるので、紙幣と硬貨を分けてまとめました。

現在流通していない外貨の手放し方

現在現地で流通していない外貨は紙幣も硬貨も手放し方は2択です。

古い外貨を手放して、すっきり、ハッピーになる!

長く保管していた外国のお金を片づけられて、心も机の中もすっきりして、とてもハッピーです。

硬貨は国別にポチ袋に入れて保管していたので、引き出しの中にいくつも並んでいたポチ袋が一掃できて、広いスペースができました。

私は思い切りが悪く、数回に分けて整理して手放したので、時間も手間もかかってしまいました。

全部手放した今、もっと早く一気に手放せば良かった!と思います。

『思い立ったが吉日』、保管している外貨を手放そうと思ったら、すぐにアクションを起しましょう!

そして、一度すっきり手放したら、次からは『とりあへず保管しない』。

これからは、海外で余った外貨を持ち帰ったら、「また行くかもしれない」と思って取っておかずに、すぐに両替したり、人にあげたり、譲ったり、寄付したりして気持ちよく手放します。