片づけの後、不要品をどうしていますか?
不要品は自分には必要ないけれど、まだ使えるもの。
まだ使えるからこそ、捨てるのをためらってしまいがちです。
その不要品を必要な人に譲ってリユースできたら、手放すことがラクになり、決断力が上がります。
メルカリを日常的に活用するようになって3年が経ち、これまでさまざまな不要品を手放した経験から、片づけにメルカリを活用するコツや、メルカリを利用するメリットやデメリットなどをまとめました。
不要品は捨てずに、サステナブルアクションに!
不要品と不用品の違い
不要品: 使えるけれど必要ないもの
不用品: 使えないもの
家の中を片づけると、必要ないモノ、使えないモノ、壊れたモノ、さまざまな不要品や不用品が出てきます。
不要品と不用品には違いがあります。
『不要品』はまだ使えるもの、『不用品』は使えないものを意味します。
不要品の行き先を見つける
不用品は捨てるとして、不要品をどうするか迷う人は多いのではないでしょうか。
悩んだ末、捨てるのはもったいないからとか、まだ使えるからという理由で、手放せずに取って置いてしまうことがあるかもしれません。
私自身「また使うかもしれない」と思って、手放すのを躊躇して、取って置いたことが何度もありました。
でも、その後使った試しがなく、結局、次に片づけた時に手放すことになり、それだったらあの時手放しておけば良かったと反省することに。
せっかく時間をかけて片づけて、一度手放そうと思ったのなら、先延ばしにせずにすぐにアクションを起こしたほうが良いのです!
不要品を手放すことをためらってしまうのは、まだ使えるからもったいないという意識が根底にあるからだと思います。
それなら、不要品を捨てずに手放す方法を見つけたら、解決するはず!
実際、不要品の行き先を見つけてあげると、片づけが一気にラクになります。
自分には必要なくても、まだ使える不要品を捨てずに人に譲ることは、自分にとってもメリットがあり、社会にとってもサステナブルなアクションになります。
ネット掲示板を利用して不要品を譲る
イタリアでは、在住中に何度も引っ越しをしました。
その度に日本人在住者が運営するウェブサイトの掲示板を利用して、不要品を譲りました。
売りたいモノと価格を明記して、匿名で複数の掲示板に投稿すると購入希望者から直接メールが届き、アポを取って街中で引き渡したり、自宅に引き取りに来てもらったりしました。
新居に移る前に不要品を譲って、現金化できるので、大満足!
今思うと、モノを大切に使い、使えるモノは必要な人に譲る習慣は、イタリアで身についたようです。
フリマサービスに関心を持つ
帰国後片づけをする中、本やCDは買取専門店を利用したり、洋服はデパートやアパレルブランドの回収サービスを利用しながら、イタリアで経験したようにまだ使えるモノを個人に譲る手段を探していました。
フリーマーケットはイベント的な要素が強く手間がかかりそうなので気乗りせず、フリマアプリなら手軽に使えるかもと関心を持ちました。
メルカリ出品から学んだこと
メルカリの利用状況について
メルカリは無料で利用できる日本最大のフリマサービスです。
2013年にフリマアプリが開始され、飛躍的な成長を遂げました。
サービス開始から10年が過ぎ、国内の8人に1人がメルカリで売り買いしているそう。
累計出品数は20億品!
不要品を売りたい人にとっても、安く商品を買いたい人にとっても、利用しやすいサービスです。
初めてのメルカリ出品
メルカリのアプリをダウンロードして、出品に挑戦!
出品するのは、履くと足が痛くなるのに、捨てるに捨てられず保管していたお気に入りのブランドサンダルです。
類似品の購入価格を参考に、価格を決めて出品、数日で売れました!
早く売れて嬉しかったのもつかの間、販売手数料10%と送料を引くと、手元に残った売上金は思ったよりも少なくて、しまった!と思いました。
靴箱のサイズが大きくて、梱包すると想定より送料が高かったのです。
フリマアプリでは直接引き渡しができないので、送料が発生し、メルカリでは出品者が送料を負担するケースが多いです。
初めての挑戦に失敗はつきもの。
それでも、購入者さんから「すごく気に入りました。」とコメントをいただいたので、譲って良かったと思う気持ちの方が強かったです。
販売価格の設定は手数料と送料を考慮して
利益=販売価格ー(販売手数料+送料)
*販売手数料は販売価格の10%
メルカリは無料で利用できますが、販売価格の10%が手数料として販売価格から引かれます。
さらに出品者が送料を負担する場合は、送料が引かれます。
販売利益は販売価格から手数料と送料を引いて計算するため、手数料と送料を加味して販売価格を設定することがポイントです。
配送方法と送料は配送方法早わかり表に掲載されています。
匿名配送ができるヤマト運輸のらくらくメルカリ便と郵便局のゆうゆうメルカリ便では、送料やサイズの規格が違うので、ケースバイケースで選択。
取引終了後に、「こんなはずじゃなかった」と思わなくていいように、予め利益額を計算して販売価格を設定しましょう。
同時に、値下げする場合の下限をイメージしておくと対応しやすくなります。
最初の失敗を活かして、出品物のサイズをきちんと測って、事前に配送の方法と送料を確認してから価格設定するようになりました。
それでも、緩衝材や梱包材の厚みが加わってサイズオーバーしてしまうなど、小さなミスをしながら、梱包後のサイズまで考慮して価格設定ができるようになりました。
こんなふうに回数を重ねるうちに、慣れていきます。
メルカリで不要品を売るコツ
- 同品、類似品の相場を調べる
- 出品物の情報と状態を誠実に伝える
- 出品準備から梱包まで丁寧に
同品、類似品の相場を調べる
事前に出品物と同じ商品や類似品の売れた価格を調べて、相場を把握した上で販売価格を設定します。
商品の供給量も参考にします。
販売価格を下げると売れやすくなりますが、利益が減るため、さじ加減が必要です。
出品物の情報と状態を誠実に伝える
フリマアプリでは、実物を見ないで購入を決めるので、出品物の状態を誠実に伝えることが大切です。
出品しようと思ったら、まずは汚れや傷がないか丁寧に検品。
あまりにひどい場合は出品を止めることもあります。
商品の状態がわかるように撮影し、汚れや傷がある場合は該当箇所の画像を添付して、詳細を記載します。
多様な価値観を持つユーザーが閲覧するので、誠実に出品物の情報や状態を伝えれば、欲しい人の手に渡ります!
出品準備から梱包まで丁寧に
検品から、撮影、情報や状態の入力、コメントの対応、梱包まで丁寧に行います。
自分が購入者ならどうしてほしいか考えてみると良いと思います。
メルカリで不要品を出品するメリット
- 不要品をお金に換えられる
- 匿名配送で個人情報が保護できる
- 幅広いユーザー層
- さまざまなアイテムを出品できる
- サステナビリティに貢献できる
不要品をお金に換えられる
自分にとっては不要でも、他の人にとっては必要だったり、価値があるかもしれません。
人の数が増えると、必要とする人が見つかる可能性は広がります。
不要品を捨てずに、必要としている人に譲ることができれば、自分も譲った人もハッピーになれます。
出品物が売れ、取引が完了すると、売上金が発生!
メルカリの売上金は振込申請をすると、銀行口座に現金として振り込まれます。
他にもメルペイとして使ったり、ポイントに交換してメルカリの商品を購入する選択肢があります。
不要品をお金に換えられたら、手放すことがラクになり、ワクワクしませんか?
匿名配送で個人情報が保護できる
メルカリを始める際に心配だったのは、個人情報の問題です。
それが匿名配送の利用で解決!
ニックネームで出品して、配送方法に『匿名配送』を選べば、出品者と購入者共に住所や名前等の個人情報を開示することなく取引できます。
配送状況の追跡や受取確認もできるので、とても便利。
配送料は普通郵便より高くなりますが、安心してサービスを利用できます。
幅広いユーザー層
メルカリは性別や年齢、職業などさまざまなユーザーに利用されています。
メルカリのプレスリリースによると、年代別利用者を見ると、サービスが始まった2013年は10代から30代の利用者が72%を占め、50代以上は8%でしたが、2022年には10代から30代は58%、50代以上の利用者が23%に増加、全世代に利用されていることがわかります。
実際、コメントのやりとりを通して、男性、女性、若者から年配の方まで、幅広い世代のユーザーがいることが想像できます。
出品物を通して、普段の生活では接点のない方と繋がる面白さも魅力のひとつ。
時には購入したモノへの思い入れや、理由などがコメントに記載されていて、取引終了までの短い期間のやりとりを楽しまれている方もいます。
幅広いユーザー層がいる利点は、さまざまな価値観を持つ人がいることです。
新品にこだわる人もいれば、安さを求める人、汚れや傷が気になる人、気にならない人、本当にさまざまな価値観を持つ利用者がいることを実感します。
さまざまなアイテムが出品できる
幅広いアイテムが出品できることもメリットのひとつです。
洋服や靴、バッグから本、ゲーム、おもちゃ、コスメ、家電など多種多様なアイテムが出品できます。
時には、こんなものまで?!と驚くことも。
とはいえ、出品禁止のアイテムがあるので、出品前に禁止されている出品物を必ず確認しましょう。
不要品が出てきたら、まずメルカリに出品できるかチェック!
サステナビリティに貢献できる
サステナビリティアクションの1つは、ひとつのモノを長く使うこと。
自分で長く大切に使うことが理想ですが、なかにはまだ使える状態で不要になるモノもあります。
そんな不要品はメルカリに出品して、必要な人に譲ることで、リユースできます。
使う人が変わっても、ひとつのモノを長く大切に使えば、『持続可能性』を意味するサステナビリティ (sustainability) に貢献できます。
メルカリで不要品を出品するデメリット
- 出品準備から梱包、発送まで手間がかかる
- いつ売れるかわからない
- 梱包資材のストック
出品準備から梱包、発送まで手間がかかる
スマホひとつで出品できるのは手軽で便利とはいえ、ひとつひとつ検品、撮影、商品情報の入力など、出品準備や梱包に手間がかかります。
多少の時間と労力はかかっても、気持ち良く取引するためにはどれも大切な作業。
撮影や検品はまとめて行い、商品情報の入力や出品は隙間時間を使うなど、工夫次第で効率は上がります。
また、時には極端な値下げやぶしつけなコメントがあり、不快に感じることもあります。
コメントをもらったらできるだけ早く丁寧に返信するようにしていますが、非常識なコメントにはスルーすることも。
出品を重ねるうちに段々慣れてきて、自分にとって心地良い付き合い方が見つかるはずです。
いつ売れるかわからない
出品直後に売れるモノもあれば、数ヶ月かかるモノもあります。
早く売れるモノはある程度予想できますが、予想外に時間がかかるモノもあります。
手放す期限がある場合は、買取専門店等を利用するほうが早く確実に不要品を手放せます。
メルカリは時間に余裕を持って、気長に取り組むくらいがちょうど良いと思います。
梱包資材のストック
メルカリを日常的に利用し始めて、封筒や段ボール箱、専用封筒や専用箱など梱包資材をストックしています。
さらに、丁寧な梱包を心がけ、印刷物には段ボールを挟んで折れないようにしたり、緩衝材で出品物を保護したりするために、段ボールや緩衝材を保管するようになりました。
出品物が売れる度に買いに行くのはタイパが悪く、できるだけ早く発送するためには必要な梱包資材をストックするほうが効率が良く便利です。
こうして、ネットショップで届いた段ボール箱や緩衝材などをストックするうちに、梱包資材の保管場所が必要になってしまいました。
そもそもシンプルな暮らしをしたくて片づけをしているのに、梱包資材の保管にスペースを取られるのはどこか腑に落ちません。
梱包資材のストック問題の解決策については、下記の記事にまとめています。
メルカリは片づけの相棒、手放してワクワク!
不要品を捨てずにメルカリを活用するようになり、片づけがラクになりました!
手放すことにどこか後ろめたさを感じて、決断をにぶらせていた状態から、他の人に使ってもらえるかもと思うと決断力が上がり、スパッと手放せるように。
手放すことがネガティブな感情から、どこかワクワクするポジティブな感情に変わりました。
不要品がお金になるのは嬉しいし、購入者に喜んでもらえ、地球に優しい、まさに三方良し!
ひと手間かける価値のある取り組みだと思います。
今後も片づけの相棒として、気楽にメルカリと付き合いながら、シンプルな暮らしを目指します。
メルカリに出品してみる!
招待コードを入力して
新規会員登録を完了すると、
500円分お得にお買い物できます
↓
招待コード
【GGWRCW】