たま木亭のクニャーネ、ザックザク生地と絞りたてカスタードの魅惑

クニャーネって聞いたことありますか?
クニャーネは京都のパンの名店、たま木亭のオリジナルパンスイーツです。
筒型に紐状の生地をぐるぐる巻き付けたような独特の形状、オーダー後、中の空洞に絞りたてのカスタードクリームが詰められます。
口に入れると、ザックザクの食感からバター風味の生地がほろほろと崩れ、なめらかなカスタードが口の中で広がります。
たま木亭に長年通う経験を基に、クニャーネについて名前の由来や特徴、購入できる曜日や時間帯、首都圏で展開される『クニャーネの店』の店舗情報などを紹介します。
たま木亭のクニャーネ
クニャーネとは?

『クニャーネ』ってなに?
初めて聞くと、誰もが思ってしまうでしょう。
クニャーネは京都のパンの名店、たま木亭のオリジナルパンスイーツです。
手書きのポップには、
口の中で砕け散るような独特な食感です。ご注文を受けてからクリームをしぼります。出来立てをぜひお召し上がり下さい。
筒型に紐状の生地をぐるぐる巻き付けたような独特の形状、オーダー後、中の空洞に絞りたてのカスタードクリームが詰められます。
たま木亭には数え切れないほど人気パンがある中で、不動の人気を誇るクニャーネ。
名前の由来はフランスのブルターニュ地方発祥のお菓子クイニーアマンだそう。
クイニーアマンは現地で話されるブルトン語で Kouign Amann と綴り、発音すると『クーニャマン』。
クイニーはお菓子、アマンはバターの意味なので、クーニャマンはバターをふんだんに使ったお菓子です。
たま木亭のクーニャマンは薄くて渦巻き状の楕円形、ザクザクしたバターの風味が豊かな甘い菓子パンです。
りんごやバナナ、長崎メロンなどクーニャマンのバリエーションが数種類。
そのクーニャマンから進化したのか、クニャーネはクーニャマンの生地に似ていますが、甘さは控えめ、紐状の生地が立体的で厚みがあり、中が空洞なので、ザックザク感がパワーアップ。
それにしても、クニャーネってどこか異国情緒を感じる不思議な響きと親しみやすさがあり、一度聞くと忘れない名前です。
どこの国のお菓子なんだろうとか、どんなお菓子なんだろうと想像が膨らんで、それだけでワクワクしてしまうネーミングセンスに脱帽です。
クニャーネは2種類
クニャーネは元祖クニャーネとチョコクニャーネの2種類。
クニャーネはバター生地にカスタードクリームが入っています。
チョコクニャーネはクニャーネにビターチョコがコーティングされ、アーモンドスライスがトッピングされています。
クニャーネの値段は?
クニャーネの税込価格は、2025年9月現在、1本313円。
この数年は小麦価格や物価の高騰の影響を受け、数回値上げが実施されています。
それでも、絞りたてのクリームが詰まったクニャーネのクォリティを考えれば、良心的な価格だと思います。
たま木亭でクニャーネを買うには?

クニャーネは1日に作られる数が限られているため、個数制限があります。
現在は1家族2本まで。
それでも、売り切れてしまう人気ぶり。
平日でも昼までに完売してしまうことも珍しくありません。
たま木亭の入口は外側に開き戸、内側に引き戸がある二重構造です。
外側の開き戸を開けると、2 m四方程の空間があり、店内に続くガラスの引き戸に『クニャーネ売り切れ』の張り紙がかかっていると、諦めるしかありません。
店内に入ると、引き戸の正面にある冷蔵のディスプレイの上段に、プラスチックケースに入った『チョコクニャーネ』が並びます。
一方、『クニャーネ』はレジ横のショーケースに生地のみが並んでいます。
ショーケースを横目に「まだある!」と買う気満々でも、並んでいるうちに目の前でなくなってがっかりすることも。
運良くクニャーネがあれば、レジで注文。
フレッシュなカスタードクリームをたっぷり詰めて、プラスチックケースに入れて手渡されます。
クニャーネは予約ができないので、クニャーネが目当ての場合は、平日の午前中の早い時間帯または土日祝日の朝一に行くのが無難です。
たま木亭のクニャーネの特徴

たま木亭のクニャーネは、ざっくりまとめるとこんなパンスイーツです。
- 唯一無二の食感
- オーダーを受けてからクリームが絞られる
- できるだけ早く食べたいスイーツ
唯一無二の食感
クニャーネは細い紐状の生地が立体的に巻かれた筒型の生地に、オーダー後カスタードを絞り入れる個性的なスイーツです。
うっすら焼けた生地とこんがり色づいた生地が縞模様になって、見た目もインパクトがあります。
パイ生地のように見えますが、発酵生地が使用されているそうです。
口に入れると、ザックザックした食感。
生地全体は固いのに、薄い繊細な層がほろほろと崩れていくような感触。
他にはない、このザックザク感がたまりません!
発酵生地とバターの香ばしい風味となめらかで甘さ控えめのカスタードが溶けるように一体化して、口いっぱいに広がり、甘い至福のひとときをプレゼントしてくれます。
この独特の食感はやみつきになり、何度食べても、また食べたくなります。
オーダーを受けてからクリームが絞られる
クニャーネはレジ横のショーケースに筒型の生地のみが並んでいます。
生地が店頭に並んでいたら、レジで注文。
たま木亭は絶えず混み合っているにもかかわらず、クニャーネは食感を最大限に楽しめるように、わざわざオーダーを受けてからフレッシュなカスタードが絞られます。
これはすぐに食べて欲しいという玉木氏からのメッセージなのだと私自身は受け取っています。
できるだけ早く食べたいスイーツ
クニャーネはフレッシュなクリームが入っているので、当然賞味期限は当日中。
でも、クニャーネの独特の食感や風味を最大限に楽しむには、できるだけ早く、買ってすぐに食べるのがベストです。
家に持ち帰ってじっくり味わう場合は、常温で保存しましょう。
夏場はカスタードが傷むのが心配で冷蔵庫に入れてしまいますが、冷蔵するとどうしてもしっとりとして、バリンという独特の食感が半減してしまいます。
もちろん冷やしたクニャーネもおいしいですが、まずは、常温でできるだけ早く食べて、本来のザクザク感と風味を味わってみるのがおすすめです!
たま木亭は京都の行列ができるベーカリー
たま木亭の基本情報

| 住 所 | 京都府宇治市五ヶ庄平野57-14 |
| TEL. | 0774-38-1801 |
| 営業時間 | 8:00~18:45 |
| 定休日 | 月曜日、火曜日、水曜日 |
| アクセス | JR奈良線黄檗駅 徒歩5分 京阪宇治線黄檗駅 徒歩6分 専用駐車場完備 32台 |
| 公式ウェブサイト | http://www.tamaki-tei.com/ |
たま木亭は2001年2月、京都府宇治市の黄檗駅近くにオープン。
記憶を辿る(たどる)と、間口の小さなマンションの地階にあり、お客さんが数人でいっぱいになるような小さな店舗でした。
その後、2015年7月、そこから歩いて5分ほどの場所に移転して、リニューアルオープン。
現店舗は広い敷地に駐車場を備えた路面店で、京都大学の宇治キャンパスの向かいにあります。
季候が良い時期には、焼きたてのパンを芝生の上で食べる人の姿も見られます。
たま木亭のパンの種類や店内の様子など基本のキ、25周年を迎えた同店のパンの特徴などについては、下記の記事に詳しくまとめています。
同店で実際に販売されているパンの数々を、基本の生地とその進化系というくくりで、コメントやレシピが紹介されている『忘れられないパン 「たま木亭」』が出版されています。
営業日は木金土日
たま木亭は人気店なのに、なんと週休3日!
毎週月、火、水は休みです。
実質、木曜日から日曜日まで、週4日間の営業。
たまに臨時休業があるので、事前に公式サイトをチェックしておきましょう。
周辺は食堂が数軒あるくらいで、特に何もない場所ですが、連日たま木亭のパンを目当てに訪れる人が後を絶ちません。
特に、土日祝日の午前中から午後3時頃までは府外からも大勢の人が来るので、道路まで長い列ができることもあります。
支払い方法は現金のみ!
たま木亭は遠方から来る人も多く、爆買いする人も少なくありません。
ただ、支払い方法は現金のみ。
キャッシュレスが進む中、普段現金を持ち歩かない人が増えていますが、たま木亭に行く際は事前に現金があるか確認を!
レジでパンを載せたトレーを置き、マイバッグ持参なら店員さんに預けます。
4,500円以上購入すると紙袋が無料でもらえます。
セミセルフレジなので、自動精算機に現金を投入して決済。
人気の食パン、クロワッサン、カレーパンについては、下記の記事に詳しくまとめています。
東京でもクニャーネが買える!
たま木亭のクニャーネを再現
たま木亭は京都に1店舗しかない、百貨店や商業施設への出店依頼を一切断わってきた唯一無二のベーカリーです。
たま木亭のパンを買うには、宇治市の店舗に足を運ぶしかありません。
それが、クニャーネのみを販売する専門店、『クニャーネの店』が東京にあるのです!
商品は、クニャーネとチョコクニャーネ、抹茶クニャーネ、ラムレーズンクニャーネの4種類。
冬季限定でショコラオレンジクニャーネがあるようです。
クニャーネとチョコクニャーネ以外はたま木亭では見たことがないので、クニャーネの店のオリジナル?
気になる価格はたま木亭よりかなり高いようです。
クニャーネの店は株式会社柳田武博企画が運営、たま木亭の看板商品であるクニャーネのレシピを借り、名前の使用許可をとって販売しています。
2021年11月に最初のクニャーネの店がJR有楽町駅近くにオープンした当初から、連日行列が絶えないのだとか。
メディアでも取り上げられ、たま木亭のクニャーネが東京で出店したことを知り、驚いた記憶があります。
2024年には吉祥寺に2店舗目、神奈川県の湘南テラスモールに3店舗目(2025年5月閉店)がオープン。
2025年9月には、JR立川駅構内に都内3店舗目がオープン。
個数制限がなく、好きな数だけ購入できるので、手土産などにも選ばれそうです。
首都圏でもクニャーネは人気があるようで、今後も新たな展開があるかもしれません。
クニャーネの店の店舗情報
クニャーネの店 有楽町店
| 住 所 | 東京都千代田区有楽町2-8-5 |
| TEL. | 03-6206-3905 |
| 営業時間 | 10:00~21:00(完売終了) |
| 定休日 | なし |
| アクセス | JR山手線、東京メトロ 有楽町駅 徒歩3分 |
2021年11月にオープンしたクニャーネの店の1号店。
クニャーネの店 吉祥寺店
| 住 所 | 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-4-15 ホワイトハウスビル 1階 |
| TEL. | 0422-27-2257 |
| 営業時間 | 10:00~21:00(完売終了) |
| 定休日 | なし |
| アクセス | JR中央線、総武線 京王井の頭線 吉祥寺駅 徒歩1分 |
2024年2月にオープンした2号店
クニャーネの店 立川店
| 住 所 | 東京都立川市曙町2-1-1 JR立川駅構内 |
| TEL. | 0428-46-0005 |
| 営業時間 | 10:00~21:00(完売終了) |
| 定休日 | なし |
| アクセス | JR東海道本線辻堂駅 北口直結 駐車場完備 |
都内3店舗目はJR立川駅構内に。
遊び心いっぱい、味と食感を楽しめるクニャーネ
たま木亭は絶えず混み合っているのに、クニャーネは食感を最大限に楽しめるように、わざわざオーダーを受けてからフレッシュなカスタードクリームが絞られます。
私はクニャーネを買ったら、必ず当日に食べます。
店主のこだわりを受け止め、一番美味しい状態で味わいたいからです。
ザックザックした生地とやさしいカスタードの味に魅惑され、何度でも食べたくなるクニャーネ。
たま木亭はパンが美味しいだけでなく、具材の組み合わせや食感などを楽しめる、ワクワクするような遊び心のあるパンでいっぱいです。
クニャーネはそんなたま木亭を代表するスイーツ。
縞模様の素朴なクニャーネはザックザックと独特の食感からほろほろと生地が崩れ、なめらかでコクのあるカスタードが口の中で広がり、笑顔と至福のひとときを運んでくれます。

