好きな服を着ていると気分が上がります。
ただ、好きな服だけを買っていても、時間が経てば、好みが変わったり、サイズが合わなくなったり、生活スタイルが変わったり、さまざまな変化が訪れます。
こうした変化から、いつの間にか着なくなったり、着れなくなった服を思い切って手放すと、好きな服だけのワードローブがつくれます。
『いつも好きな服を身につけたい』という思いから実践した洋服の片づけについて、日本ではどのような手段で洋服が手放されているか、不要な服を捨てずに手放す方法、定期的なメンテナンスの役割などをまとめました。
自分に合った『捨てずに手放す方法』を見つけると、片づけがラクになり、お気に入りだけが並ぶとっておきのワードローブから服を選べる毎日が待っています!
いつも好きな服を身につけたいから片づける
気に入った服を長く大切に着る
おしゃれを楽しむのが好き。
気に入った服を長く大切に着るタイプで、流行を追いかけたり、人と同じ服を着るよりも、自分に似合う服、着心地の良い服を選んでいます。
イタリアに渡って、友達とメルカート(朝市)で掘り出しモノを見つけて楽しんだ時期もありましたが、個性を活かし、モノを大切にするイタリア人の価値観やライフスタイルから大きく影響を受けながら、本来の感性が磨かれ、いつも好きな服を身につけたいという思いが強くなりました。
それからはずっとブレることなく、気に入った服を選んで、長く大切に着るスタイルに落ち着いています。
いつも好きな服を身につけるために手放す
そうはいっても時間と共に、好みが変わっていくこともあります。
体型が変わったり、ライフスタイルの変化で着る服が変わることもあります。
イタリアを離れる時に相当数の服やバック、靴や小物を手放しましたが、帰国後生活が一変、書店で目に留まった近藤麻理恵さんの『人生がときめく片付けの魔法』を参考に服を片づけました。
『ときめくかどうかで判断する』という感覚に最初は戸惑いました。
そもそも気に入って買ったものばかりなので、手放すことに抵抗を感じることも。
それでも、消耗した服、サイズが合わない服、あまり着なくなった服など少しずつ手放していくうちに、クローゼットに今好きな服ばかりが並ぶようになりました。
クローゼットを開く度にワクワクして、いつも好きな服を身につけられるから自然と気分が上がる、それがとても心地良いのです!
洋服づくりに使われる資源を有効に活用するために
洋服はさまざまな資源から作られる
洋服が作られるにはさまざまな資源が必要です。
さらにCO2を排出したり、水を消費するため、多くの環境負荷がかかっています。
だからこそ、自分の好きな服を選んで、長く大切に着ることが、地球に優しいアクションの第一歩になると思います。
洋服の3つの手放し方
洋服を手放すには大きく分けて3つの手段があります。
- 古着として譲渡や売却
- 資源として衣料品回収の利用
- ゴミとして廃棄
実際に、洋服はどのように手放されているでしょうか?
環境省のサステナブルファッションに関するWebサイトによると、ゴミとして捨てられる服が68 %で最も多く、地域や店舗で回収されるのは22 %、リサイクルショップやフリマアプリなどで古着として譲渡や売却されるのは10 %です。
現状では、洋服の約70 %が捨てられています!
この捨てられる洋服を回収や再流通にシフトさせることができれば、環境負荷を減らし、地球を未来に繋げられます。
ひとりひとりが環境に優しいアクションに切り替えれば、サステナブルな地球の未来に大きく貢献できるはずです。
役目を終えた洋服を捨てずに手放す方法
洋服の状態に合わせた手放し方を選ぶ
手放すと決めた服はできる限り捨てずにリユースやリサイクルに回したいと思い、状態によって2つの方法から選んでいます。
- フリマアプリに出品
- 衣料品回収サービスの活用
古着買取店の利用もまとまった洋服をすぐに手放して現金に換えたい人の選択肢になります。
私は試しに一度持ち込みましたが、査定に時間がかかる上に、買取価格に納得できなかったので、自分には合わないと思い、それ以来利用していません。
フリマアプリに出品
フリマアプリに出品しようと思ったきっかけ
あまり着ていない服など状態の良い服はメルカリに出品します。
初めてメルカリに出品したのは気に入って買ったブランドのサンダル。
履く度に靴擦れができてかなり痛いので、ほとんど履かず、捨てるに捨てられず、夏が来る度どうしようか悩んでいました。
ある日、どんなに気に入っていても自分が履けないのなら、他の人に履いてもらったほうが良いのではと思い、一度メルカリに出品してみよう!と決意。
買ってくださった方に気に入ってもらえて、譲って良かったと素直に思いました。
それから、買った洋服を長く大切に着るのがベストとはいえ、どこかしっくりこないなら、人に譲ったほうがいいと思うようになり、状態が良い洋服はメルカリに出品しています。
洋服、バッグ、靴を出品するポイント
- 季節を先取りして出品
- 慎重に検品
- 明るい場所で撮影
- 傷みやシミ、汚れがある場合は画像を添付
- 丁寧に梱包
出品のタイミングは、シーズンが始まってからではなく、先取りすること。
慎重に検品して、検品の見落しをダブルチェックするつもりで、明るい場所で丁寧に撮影します。
撮影中に、思ったより消耗しているなと感じたり、それまで気づかなかった傷みやシミを見つけたりして、出品を取りやめたこともあります。
少しでも傷みやシミ、汚れがあれば、アップで撮影して画像に該当箇所をマーク、説明欄に詳細を明記します。
予め希望の販売価格帯を決めておくと、値下げ交渉にスムーズに対応できます。
私自身は売れなければ衣料品回収サービスを利用すればいいと思っているので、ストレスフリーで活用できます。
「思った以上に素敵でした!」と喜んでいただけると素直に嬉しいし、洋服にとってもずっとクローゼットに眠っているより、誰かに着てもらえるほうがきっと幸せです!
メルカリに出品してみる!
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500円分お得にお買い物できます
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招待コード
【GGWRCW】
衣料品回収サービスの活用
さまざまな企業が回収サービスを実施
メルカリに出品しない服、つまり消耗した服や汚れや傷みがある服は衣料品回収サービスを利用します。
SDGsの広がりで、さまざまな企業や自治体が衣料品の回収に取り組んでいます。
常時回収、期間限定、ブランドを問わず、自社ブランド限定、回収対象アイテムなどブランドや企業によって違うので、よく着るブランドやアクセスの良い店舗など、利用しやすいサービスを選ぶのがポイントです。
大丸・松坂屋のエコフリサイクルキャンペーンに継続参加
- 洋服、靴、バッグが対象
- 1点につき、アプリクーポン500円分に交換。
- 1人9点まで回収
いくつか回収サービスを利用した後、この数年継続して参加しているのは、大丸・松坂屋のエコフリサイクルキャンペーン(ECOFF)です。
エコフは大丸・松坂屋の持続可能な参加型のプロジェクトで、エコフ公式ウェブサイトには『環境に配慮したECOなリサイクル・リユース活動を通じ、お客様の負担や地球への負荷をOFFする』と記載されています。
不要になった洋服や靴、バッグなどを回収キャンペーンを実施している店舗に持って行くと、大丸・松坂屋が環境のためにいろんなカタチで役立ててくれます。
エコフは2016年にスタート、コロナ禍で開催されない時期もありましたが、直近では年に2回(3-5月と9-11月)、数日間開催。
毎回多くの人がキャリーバッグや紙袋などに洋服やバッグ、靴などを詰めて、リサイクルキャンペーンに参加しています。
エコフの詳細は下記の記事にまとめています。
ブランドを問わず、洋服の他、バッグや靴などの雑貨も回収対象で、アプリクーポンは大丸・松坂屋の店舗で幅広い商品の購入に利用できるので、とても活用しやすいサービスです!
自治体等の古着回収に出す
メルカリとエコフでほとんどの洋服は手放せますが、エコフで回収されないアイテムは自治体の古着回収に出します。
これで、役目を終えた洋服は全て捨てることなく手放せます。
定期的なメンテナンスでいつも最高のワードローブに!
フリマアプリや衣料品回収サービスの活用で洋服を捨てずに手放せるようになり、洋服の片づけがラクになりました。
せっかく買った服を『捨てる』のはもったいない気がしてためらいがちですが、捨てずにリユース・リサイクルするという選択が心地良く、手放す決断をするハードルが下がったように感じます。
特にメルカリに出品する服は『次の誰かに着てもらえる』、そう思うと迷いなく手放せます。
自分に合った手放し方を見つけて自分らしいワードローブが作れたら、次は定期的にメンテナンスする習慣をつくることが大切です。
私は年に2回の衣替えの時期にワードローブを一通りチェックして、今シーズンも着たいと思う洋服だけを残し、それ以外はメルカリに出品したり、エコフリサイクルキャンペーンで回収してもらったりして、手放します。
シーズン前にざっとチェックすることで、衝動買いや似たような服を買って後悔することもなくなり、今自分が欲しい服を賢く買物できるようになりました。
さらに、買うよりも手放す数のほうが多いので、年々ワードロープが厳選され、スリム化しています。
ささやかでも地球の環境を未来に繋ぐために貢献しながら、お気に入りの服だけが並ぶとっておきのワードローブがどんどん洗練されていき、清々しい気分です。