役目を終えた洋服やバッグ、靴などの雑貨、どうしていますか?
近年、洋服を回収してリサイクル・リユースする活動に、メーカー、デパート、スーパー、自治体などさまざまな企業や自治体が取り組んでいます。
洋服を捨てずにリユースやリサイクルすると、地球に優しいアクションに繋がります。
私はさまざまな回収サービスを試した結果、大丸・松坂屋のエコフリサイクルキャンペーンが利用しやすく、モチベーションがあがるので、継続的に参加しています。
エコフリサイクルキャンペーンに継続参加している実体験から、エコフの詳細、開催時期、参加方法、アプリクーポンの使い方、回収された衣料品はどのようにリサイクルされるのか、参加を続ける理由などをまとめました。
大丸・松坂屋のエコフリサイクルキャンペーンとは?
エコフリサイクルキャンペーンとは?
エコフとは、大丸・松坂屋のエコフリサイクルキャンペーン(ECOFF)のことです。
エコフは大丸・松坂屋の持続可能な参加型のプロジェクトで、エコフ公式ウェブサイトには『環境に配慮したECOなリサイクル・リユース活動を通じ、お客様の負担や地球への負荷をOFFする』と記載されています。
不要になった洋服や靴、バッグなどを回収キャンペーンを実施している店舗に持って行くと、大丸・松坂屋が環境のためにいろんなカタチで役立ててくれます。
回収された洋服とバッグや靴などの雑貨は、まだ着られる(使える)モノと着られない(使えない)モノに分けられます。
まだ着られる洋服、使える雑貨 | 海外でリユース |
もう着られない洋服、使えない雑貨 | 国内でリサイクル |
リユースとは再使用、つまり繰り返し使用することで、リサイクルは資源として再利用することです。
エコフは2016年にスタート、コロナ禍で開催されない時期もありましたが、直近では年に2回(3-5月と9-11月)、数日間開催。
毎回多くの人がキャリーバッグや紙袋などに洋服やバッグ、靴を詰めて、リサイクルキャンペーンに参加しています。
エコフリサイクルキャンペーンの特徴
- 洋服、靴、バッグが対象
- 1点につき、アプリクーポン500円分に交換
- 1人9点まで回収
洋服、靴、バッグが対象
エコフは洋服だけでなく、靴やバッグなどの雑貨も回収対象です。
洋服の回収は選択肢が沢山あるけれど、靴やバッグなどの雑貨もまとめて回収するサービスは少ないので、すごく便利だと感じます。
ブランドを問わず回収してもらえるのも有り難いです。
注意点として、上記カテゴリーに含まれても、パジャマやゴム長靴、キャリーバッグなど回収対象外のアイテムがあるので、公式ウェブサイトで確認しておくと無難です。
エコフに持ち込む服は事前に洗濯(クリーニング)しておきます。
公式ウェブサイトをチェックして、開催店舗と期間が公表されれば、準備して持って行くだけ。
曜日と時間帯によってはかなり並ぶので、時間に余裕を持ってお出かけを!
1点につき、アプリクーポン500円分に交換
回収対象の洋服等1点につき、大丸・松坂屋で利用できる『アプリクーポン』500円分に交換してもらえます。
アプリクーポンを受け取るには、大丸・松坂屋アプリへの入会が必要です。
アプリクーポンはエリア内の大丸や松坂屋で、レシート1枚につき税込5,500円の買物毎に1枚使用でき、有効期限まで2ヶ月前後の期間があります。
例えば、大丸京都店で発行されたアプリクーポンは大丸京都店、大丸心斎橋店、大丸梅田店、大丸神戸店で利用できます。
洋服はもちろん幅広い買物に利用できて使いやすいです。
利用対象外の売場やブランドがあるので、買物前にエコフの公式サイトをチェックしておきましょう。
1人9点まで回収
期間中1人につき、全店合計9点まで回収してもらえます。
つまり、役目を終えた洋服、靴、バッグを持参すると、最大合計4,500円分のアプリクーポンに交換できます。
私は数年前にエコフに参加し始めてから、毎回9点、年2回、フル活用しています!
エコフに参加を続ける4つの理由
- 定期的にワードローブをメンテナンスできる
- 地球に優しいアクション
- 本当に欲しいモノをおトクに購入できる
- チャリティー募金に参加できる
定期的にワードローブをメンテナンスできる
洋服は消耗品。
一度片づけたら、終わりではありません。
自分に合った手放し方を見つけて自分らしいワードローブが作れたら、次は定期的にメンテナンスする習慣をつくることが大切です。
そうわかっていても、億劫になってつい先延ばしにしてしまうことも・・・
エコフは年に2回、ちょうど衣替えの時期に開催されるので、定期的にメンテンナンスする機会を作ってくれます。
季節の変わり目にワードローブを一通りチェックして、これからのシーズンに着る洋服と来シーズンも着たいと思う洋服だけ残して、それ以外は手放します。
あまり着ていない服や状態が良い服はメルカリに出品しますが、ほとんどの服はエコフリサイクルキャンペーンで回収してもらっています。
シーズン前にざっとワードローブをチェックする習慣が身に付いて、衝動買いや似たような服を買って後悔することがなくなり、今自分が欲しい服を厳選して、賢く買物できるようになりました。
結果として、買うよりも手放す数のほうが多いので、年々ワードロープが厳選され、スリム化しています。
地球に優しいアクション
SDGsの広がりで、衣料品回収サービスに取り組むブランドや企業が増えています。
洋服は捨てるのではなく、リユースやリサイクルするという考え方が少しずつ浸透しているように感じます。
それがもっと当たり前になるよう、ひとりひとりが意識してアクションを起こすことが大切です。
個人でフリマに出品するのも一つの手段ですが、企業の取り組みに乗っかれば、ラクに地球に優しいアクションを起こせます。
洋服は毎日着るものなので、一度きりではなく、継続することが大切。
なので、自分がラクに続けられる手段を選びましょう。
本当に欲しいモノをおトクに購入できる
大丸・松坂屋の店舗で洋服以外の買物にも使える
大丸・松坂屋のアプリクーポンは一部利用対象外の売場やブランドがあるとはいえ、エリア内の店舗で幅広い商品の購入に利用できます。
また、アプリクーポンの利用期間が2ヶ月程あるので、慌てなくても自分が本当に欲しいモノを買う時に使えて、満足度が高いです。
洋服を回収して、リサイクル・リユースする活動はさまざまな企業や自治体が取り組んでいます。
メーカーは自社ブランドの衣料品の購入に使えるクーポン、デパートやスーパー等小売店は各店舗で使えるクーポンとの交換など特典付のサービスを実施する企業もあります。
ただ、メーカー主催の回収サービスは回収対象が同メーカーの洋服のみだったり、同メーカーが展開するブランドでの買物のみに利用できるクーポンだったりと、制限があります。
ずっと同じブランドで買物する人にはメーカーの回収サービスが一番おトク感がありそうですが、そうでない人にとっては、エコフのアプリクーポンは幅広い商品の購入に利用できるので、活用度が高いと感じます。
セールがない化粧品などもエコフのアプリクーポンを使って買えます!
大丸・松坂屋カードや株主優待カードがあればさらにお得!
大丸・松坂屋カード会員なら、会員限定優待実施時にも値引き後に税込5,500円以上の買物に利用できるので、さらにおトクにショッピングできます。
大丸・松坂屋の株主優待カードとも併用可。
購入金額に応じたエコフのアプリクーポン利用後の金額から、『大丸・松坂屋お買い物ご優待カード』の特典で10 %オフ、合わせて15-20 % オフになるので、お得感満載です。
エコフのアプリクーポンと大丸・松坂屋の株主優待は最強の組み合わせです。
チャリティー募金に参加できる
さらに、エコフに参加すると、チャリティー募金に協力することができます。
エコフから1人当たり10円を合計最大100万円まで、WWFまたは緑の募金に寄付してもらえます。
WWF | 国内外の環境保全団体の環境保全活動全般に活用される |
緑の募金 | 森づくり、人づくりの活動の活性化に活用される |
各会場で、衣料品の回収時にどちらかを選択するのみ。
金額は僅か(わずか)ですが、募金に参加することで各団体の活動に関心を持つきっかけになり、今後のアクションに繋げられます。
エコフでラクにおトクに洋服をリユース・リサイクル!
ワードローブのメンテナンスがラクになる
エコフリサイクルキャンペーンに参加してから、定期的に洋服を手放せるようになり、洋服の片づけやメンテナンスがラクになりました。
せっかく買った服を『捨てる』のはもったいない気がしてためらいがちですが、捨てずにリユース・リサイクルするという選択が心地良く、手放す決断をするハードルが下がったように感じます。
その結果、お気に入りの服だけが並ぶとっておきのワードローブがどんどん洗練されていくのを実感します。
自分のワードロープが洗練され、エコに繋がり、賢くお得にショッピングができて、良いこと尽くし!
本当に欲しい洋服をおトクに購入、長く大切に着る
エコフリサイクルキャンペーンは2016年の第1回のリサイクルキャンペーンから、少しずつ進化しています。
例えば、以前は紙のショッピングサポートチケットと交換できましたが、2024年春に紙チケットの発行は終了、現在はアプリクーポンのみになりました。
今後もエコフの内容は変わっていくと思いますが、現状、私にとって、エコフは一番活用しやすい衣料品回収サービスです。
もらったクーポンを使ってショッピングするのもささやかな楽しみ!
まだ自分に合った手放し方を見つけられていない方で、大丸、松坂屋にアクセスできたり、ショッピングしたりするという方は、一度試してみる価値があると思います。
自分が本当に欲しい服をおトクに買って、長く大切に着る、そして役目を終えたらエコフの回収箱に。
とても心地良いサイクルです。
今後もエコフの詳細を毎回チェックしながら、自分が心地良いと感じる限り、参加を続けます。
洋服は捨てるのではなく、リユースやリサイクルすることが当たり前になれば、サステナブルな未来の実現に向けて一歩前進できるのではないでしょうか。